手作りのパーテーションでハルモニたちの安全対策!

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今回からコロナ対策として、マナに通うTさん手作りのパーテーションを置くことになりました。

ウリマダンでは、手の消毒や体温測定に加えて、今回からTさん手作りのビニールのパーテーションを導入。このパーテーション、分解して全部が1つの箱に収納できるようになっています。ウリマダンが続けられるように、と願う気持ちはみな同じです。

新型コロナの感染者が増加を続けている中で、ウリマダンの活動をどう続けるかは皆の心に引っかかっていることです。3月から5月にかけての自宅待機は、国からの突然の一斉要請で、有無を言わさずのこととして受け入れました。当時はまだ今回のコロナがどのような性質を持ったウイルスか分かっていなかった、ということもありました。

2ヵ月半の自宅待機の後、6月にウリマダンが再開された時には、体力や気力を失ってしまったハルモニも少なくなく、長期の休みが与える影響の大きさを皆が痛感することとなりました。週一回の集まりが、これまでハルモニたちの生活に張りを与え、元気の源となっていたことを改めて実感しました。

当初は心配されたハルモニたちの様子でしたが、再開後次第に、多少の体調不良を押しても参加したいという気概のハルモニが増えてきました。手作業をしたり、絵を描いたり、作文を書いたりする時の集中度や熱意はこれまで以上で、(トラヂ会が開かれていないということもあると思いますが)一度失ったからこそもう失いたくない、というハルモニたちの強い思いが伝わってきました。

感染者数が再び増大を続ける現在、ウリマダンを続けることにも大きな不安があります。しかし今度は、ハルモニたちの大切な居場所・ウリマダンをいきなり強制的に閉じてしまうのではなく、そういう状況下でもウリマダンをどうしたら維持していけるのか、維持していきたいのかをはっきりさせて、そのためにどういう対策をとればいいのかを、丁寧に考えていくことが必要です。

小中学生が全国一律に休校を余儀なくされたことに対し、「子供たちにとっては、この学年のこの時は一度しかないのに」と、各自治体がもっと自主的に判断し、動くべきであったとの反省の声が聞かれます。一度休むことが大きなダメージとなるハルモニたちにとっても、ある意味同じ事だと思います。

いずれ自宅待機を再検討しないといけない時期が来るかもしれませんが、その時はウリマダンのことをどうするか、ハルモニと共同学習者で「主体的」に考えたいと思います。そしてどのような形にせよ、ウリマダンに集うハルモニ・共同学習者の交流のきずなを繋げていく努力をし続けたいと思います。