麦わら帽子の絵と 麦わら帽子の思い出をかきました

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麦わら帽子をかぶって、おふろ屋さんまで暑い中1時間かけて歩いていたことなど、遠い日の思い出話に花が咲いたウリマダンでした。

長期の休みが間に挟まったこともあり、7月22日は本当に久しぶりのお絵かきでした。ウリマダンのお絵かきは、記憶の思い起こしの活動に自然に繋がることもあり、今回は夏らしい題材として「麦わら帽子」を描き、思い出を作文に書くことになりました。

麦わら帽子というのは、三つ編みにした麦わらをグルグル巻き上げて形作られている、という同じ説明を聞いても、ハルモニたちの受け取りは千差万別。描き終わってみれば個性豊かな8つの帽子が並びました。

絵だけで2回がかりになるかと考えていたのに、ハルモニたちは集中して一気に描き、終わった途端に深呼吸する人もあるほど。ウリマダンが開かれ、絵を描けるという喜びを、この手から失いたくないという熱意と迫力が伝わってきました。

一週おいて8月4日は、「麦わら帽子を描いて」というテーマで作文。まず全体で話し合い、それから共同学習者と一対一でゆっくり話し合う頃には、当然のごとく話は麦わら帽子から離れ、小さいころの畑仕事の手伝いのこと、田舎暮らしの様子のこと、戦中の疎開生活のこと…、と思い思いの方向へ。作文の方もまた個性豊かな作文が書き上がりました。

韓国でも畑で働く人は、頭に麦わら帽、首には手ぬぐい、といういでたちだったとのこと。今、思い出すだけでも、帽子からの汗の匂いが感じられるようだ、と言ったハルモニもいました。以下に冨海(プヘ)さんが書いた作文を紹介します。(H.S.)

≪栃木にいたころ帽子をかぶった思い出≫  2020年7月29日 冨海
大家さんの物おきおかりていた時のこと、いも堀りお手つだった時にムギワラ帽子おかぶって行きました。いも堀わ大変でした。
町に買い物に行った時や家にふろがないので一時間くらいかけてせんとうに歩いて行く時に夏あつい時に帽子をかぶって行きました。
田舎の道お歩いて買い物に行った時わ、とおくてにもつがおもいし暑いので、帽子をかぶった。