映画「オレの記念日」上映会を開催しました & 「関東大震災朝鮮人虐殺と川崎」ミニミニ展示会開催中

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8月27日(土)ドキュメンタリー映画「オレの記念日」の上映会が開催されました。また、この日からミニミニ展示会「関東大震災朝鮮人虐殺と川崎」が始まりました。(~10月15日)

川崎のハルモニたちを追ったドキュメンタリー映画、「花はんめ」の金聖雄監督の最新作、「オレの記念日」の上映会を、全国上映を前に、桜本で開催することができました。会場の新しい会館には50人を超える来場者が集まり、無実の罪で服役した桜井さんの軽快な語り口に惹きつけられつつ、みなで一緒に映画を鑑賞する楽しさを味わいました。


今、金監督は、「花はんめ」に続く桜本を舞台とした2本立ての映画「さくらもと」を製作中で、私たちもその制作過程を一緒に歩んでいます。今回の上映会は、その「さくらもと」の完成上映会のプレイベントとして行われ、「さくらもと」の予告編上映と監督のお話もありました。


今の新しい会館・教会に建て替わる前の、大韓基督教会川崎教会の頃から、教会の礼拝堂で、私たちは映画会などの開催を通じて、学べる地域のゆるやかなネットワーク作りを行ってきました。ただ建て替え工事中はイベント開催ができずにいたので、今回は新しい会館・教会の披露を兼ねての、オープン後初の映画会でもありました。


私たちのまちは、「額に汗して働く者のまち」です。戦争を下支えする工場地帯の労働力として全国各地や朝鮮半島から多くの人が集められ、これらの人たちが戦争と差別の中、厳しい労働で川崎の「発展」を支えてきました。そんな地域史を刻むまちで、平和について、人権について、学びあうゆるやかなネットワークを、もう一度再構成することを、今回の上映会を機に呼びかけました。

次回は、新作「さくらもと」の上映会を年内に開催することを確認しました。


また、この日から会館の1階で、ミニミニ展示会「関東大震災朝鮮人虐殺と川崎が開催されています。「川崎・在日コリアン生活・文化・歴史研究会」による展示で、ここ川崎でも、朝鮮人暴動のデマを信じて、自警団を結成したことなどの証言が掲示されています。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。(M)


※ 映画「オレの記念日」金聖雄監督HP

http://kimoon.net/works/oreno-kinenbi/


※映画「さくらもと」金聖雄監督のHP

http://kimoon.net/works/sakuramoto/