「동그라미(トングラミ)」(朝鮮学校の給食支援をするボランティアグループ)の結成を呼びかけます

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ワンコイン(年500円)会員、 給食作りのボランティア会員 の登録を、ぜひお願いします!

1月に初めて給食支援のテスト試行を行いました。
新年度(4月)から本格スタートの予定です。

高校無償化から朝鮮学校が除外され、幼保無償化から朝鮮幼稚園が除外され(川崎では最近救済措置が講じられました)、政府からの冷たいあしらいが続く中、「私たち地元市民に何かできることはないの?」ということで、川崎朝鮮初級学校の給食を、月1で市民ボランティアが作る、というささやかではありますが、今までにない活動を始めることになりました。

「トングラミ」(いつまでも切れることなくつながる、の意)というグループ名を付けることになりました。このグループに参加して、私たちの町の大事なこの学校を、守り・支える活動に、繋がってもらえたらと思います。

◆給食づくりボランティア会員を募集します。

~ 活動の内容 ~
場所:川崎朝鮮初級学校調理室
日時:月に1回  午前9:30頃から午後1:00過ぎ 頃 まで
内容: 初級学校・幼稚園 50人分の給食を調理、配膳、片づけ(一部参加も歓迎)

◆材料費を支えるワンコイン(年500円)会員を募集します。

給食の原材料購入にとどまらず、この活動を通してつながる川崎朝鮮初級学校と幅広い市民支援の場が広まっていくよう、直接給食づくりボランティアとして関われない人も、みなさん、会員(名前とメールアドレス)登録をお願いします。

◆差し入れ歓迎します。

50人分の給食 に対応できる、 お米、野菜、デザートなどの差し入れも大歓迎です。

동그라미  トングラミ
代表 平賀萬里子
連絡先:川崎市川崎区桜本1-9-6 青丘社気付
070-4357-0711
Email:mariko0823k1218@gmail.com

外国にルーツを持つ子どもたちに、母語を学ぶ機会と、母国の文化を学ぶ機会を保証するのが、先進国のあるべき姿です。しかし今の日本のあり方は、 残念ながらその真逆。朝鮮学校の経営は、 国からのヘイトとも言うべき施策が続く中、保護者の払う授業料と、在日同胞からの寄付に頼らざるをえず、学校運営は厳しさを増しています。「トングラミ」の活動は、ささやかなものかもしれませんが、同じ桜本で繋がりあってきたこの学校を、今こそ市民の力で守り、支えたいと思います。(M)

◆ ◇◆ ◇◆ 「 동그라미 (トングラミ)」結成にあたって  ◆ ◇◆◇◆

朝鮮学校への敵視政策が続いています。高校無償化から、朝鮮学校のみが除外され、子どもたちと全く関係のない「拉致問題」を理由に、学校補助金が打ち切られました。そして、1990年代に多発したチマチョゴリ切り裂き事件以降、学校の制服であるチマチョゴリでの登校ができないままの状態が続いています。そして、消費増税に合わせて実施された幼保無償化の対象からも、朝鮮幼稚園外しが行われ、粘り強い署名活動等の結果、やっと救済制度が成立したところです。

戦後75年を超え、日本に暮らすコリアンは、三世四世の時代となりました。家庭教育では母語を話せる子に育てることが困難になっている時期だからこそ、朝鮮学校の果たす役割は増大しています。にもかかわらず、朝鮮学校への敵視政策が続き、地域社会にヘイトスピーチが蔓延する中で、若い朝鮮学校保護者の子育ての不安感は増すばかりだろうと危惧します。

今こそ、私たち市民の出番です。今までよりも増して、地域に息づき、学びと交流の拠点としての働きを行う朝鮮学校を市民が守っていく必要を強く感じます。

学校運営負担の大きい保護者を支えるため、月に1回でも給食支援を行うボランティア活動を通じて、広範な市民が川崎朝鮮初級学校につながる市民ネットワークに参加し情報の共有と市民交流が進められるよう市民団体「동그라미」を結成します。
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